【2024年4月7日(日)13:00〜】オールマイノリティプロジェクト 2024年度公開シンポジウムを開催します
オールマイノリティプロジェクト 2024年度 公開シンポジウム
「『どうして上手くいかないの?』当事者とともに考えるこれからの発達障害の支援のあり方」2024年4月7日(日)13:00 〜 16:10 @オンライン
趣旨
支援を提供する側にとって注目しがちなのは支援のスキルですが、支援のスキルには、支援の受け手のニーズをまず「理解する」ということが必須条件となります。しかし、支援者と価値観が異なるかもしれない支援を受け手を「理解する」というプロセスは、支援のスキルよりもあまり重要視されてはいないかもしれません。この支援を受ける方を「理解する」ことの壁として存在するのが、「バイアス(偏見)」です。バイアスというのは、例えば「発達障害の人はこうなることを望んでいる」「子どもは本当は登校したいはずだ」「女性が子どもがいた方が幸せだ」などといった思い込みやステレオタイプを指す言葉です。
2024年度の公開シンポジウムでは、様々な視点から、支援者が支援を受ける方を理解する過程において、どのような支援者側の偏見が支援の壁となり得るのか、そこにはどのような解決方法があるかについて学び、議論を行う予定です。
申し込み・視聴期限
当日参加申込期限
2024年4月7日(日)12:00まで
見逃し配信 申込期限
2024年5月7日(日)12:00まで
※当日参加の方は見逃し配信も視聴可能です
見逃し配信 視聴期限
2024年6月7日(金)23:59まで
参加費
無料
対象者
- 発達障害の当事者やご家族の方
- 発達障害の支援に関わる方
- 発達障害者支援に関心のある方
内容(括弧内は所要時間)
代表挨拶・趣旨説明 13:00〜13:10
第一部:基調講演 13:10〜13:50
「当事者とともに考える、支援における不均衡とこれからの支援のあり方」
熊谷 晋一郎(東京大学)
<講師紹介>
東京大学先端科学技術研究センター 准教授/医師。新生児仮死の後遺症で脳性まひという身体障害を持っており、電動車いすを使用して生活をしている。小児科医として10年ほど勤務後、東京大学大学院医学系研究科博士課程での研究生活を経て、現在は障害や病気を持った本人が、仲間の力を借りながら、症状や日常生活上の苦労など、自らの困りごとについて研究するユニークな実践である「当事者研究」という取り組みをテーマに研究や教育を行っている。主な著作に、「発達障害当事者研究」(共著、医学書院、2008年)、「リハビリの夜」(単著、医学書院、2009年)「つながりの作法」(共著、NHK出版、2010年)、「痛みの哲学」(共著、青土社、2013年)、「当事者研究と専門知:生き延びるための知の再配置」(単著、金剛出版、2018年)など。
休憩 13:50〜14:00
当日の進行により休憩時間が変更になる可能性があります
第二部:パネルディスカッション
パネルディスカッション①「バイアスに気づく、バイアスを変える」:高橋璃子(翻訳家) 14:00〜14:20
誰の心の中にもあり、時に他者を深く傷つけてしまう無意識のバイアス。ジェシカ・ノーデルの著書『無意識のバイアスを克服する』を手がかりに、自分の内なるバイアスと向き合い克服する方法を考えます。
パネルディスカッション②「学校教育における支援者のバイアス」:野口晃菜(一社 UNIVA)14:20〜14:40
学校において”あるある”なバイアス、そして、その背景にある規範や構造について考えます。
パネルディスカッション③「相互理解を不均衡にしているものはなにか?」:大木彩乃(当事者・一般企業) 14:40〜15:00
支援者と支援の受け手の相互理解を不均衡にしているものは何か。支援の受け手の視点からその背景にある不均衡性やそれをどのように乗り越えられるのかについて考えます。
パネルディスカッション④「発達障害者支援施策と活用について」:西尾大輔(厚生労働省)15:00〜15:20
国の発達障害者支援施策には「対象」がありますが、この支援施策自体が人を区別する可能性があるかもしれません。さまざまな施策をどのように活用できるのか、その限界と可能性について一緒に考えていければと思います。
休憩 15:20〜15:30
(当日の進行により休憩時間が変更になる可能性があります)
ディスカッション 15:30〜16:00
全体での質疑応答 16:00〜16:10
注意事項
- 配布資料がある場合には、イベント参加・視聴用のページに掲載いたします
- 登壇者によっては配布資料がない場合もありますので、何卒ご了承ください
- 二次的利用等(配信内容の複製、上映、公衆送信、展示、頒布、譲渡、貸与、翻案、翻訳等を含む)は、目的の如何を問わずお断りさせていただきます
- 主催者側はレコーディング機能を使用して録画します。参加者による撮影・録音・スクリーンショット等は一切禁止させていただきます
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2)Peatixページの「主催者へ連絡」